海外安全対策情報 平成26年度第1四半期(4月~6月)
1 社会・治安情勢
(1)テロや内戦はありませんが、侵入強盗事件・路上強盗事件・カージャック事件が頻発して発生しています。また、本年5月20日にマラウイでは国内総選挙(大統領、国会議員、地方議員)が実施されました。選挙関連の騒動は以下のとおりになります。
(ア)5月20日、投票開始の遅れが目立った南部ブランタイヤ数カ所において局所的に有権者が暴徒化し、投票所の投票箱が盗難を受けたり投票用紙が燃やされました。また、ブランタイヤ付近では混乱を利用し、暴徒化した有権者がスーパーで略奪を行う事態となりました。
(イ)5月30日、南部マンゴチにおいて大統領選挙の数え直しを求め、十数人がデモを行い、タイヤを燃やして道路を封鎖し、商店の窓を割る等しました。 マラウイ警察は催涙ガスやゴム弾を発射してデモ隊を追い散らしましたが、デモ隊の一部が警察官と衝突し、デモ参加者の一人が死亡、その他数人(警察含む)が負傷する事態となりました。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)邦人被害事案
(ア)4月3日午後6時20頃、邦人の運転する車両がリロングウェ市エリア4のCHIPIKUスーパー近くのランドアバウトを走行中、一端停止した瞬間に周辺で様子を伺っていた強盗に車両左後部のドアを突然開けられ、後部座席に置いていたバックを強奪される被害に遭いました。(車両のドアロックをしていませんでした。)
(イ)4月13日午後7時20分頃、リロングウェ市エリア9のムチンジ道路を邦人3人が買い物を終えて歩いていたところを4人組の強盗に襲われました。そのうち1名が強盗に取り囲まれてしまい、バック(財布・クレジットカード・携帯電話)、上着、靴が強奪され右手首に軽傷を負いました。強盗は強奪後に近くの草むらに逃走。他の邦人2名は逃げて無事であった。
(ウ)4月25日早朝、リロングウェ市の日系NGO事務所(兼自宅)に強盗が侵入し、ノート型PC3台を含む多数の電子機器及び現金(200米ドル及び15万マラウイクワチャ)が盗難される被害が発生しました。約1年間雇用していたハウスキーパーに物取り疑惑が浮上してトラブルとなり、自主退職させた矢先の出来事でした。
(2)邦人以外の被害事案
(ア)6月24日午後6時40頃、マラウイ南部への幹線道路であるM1道路Dedza-Ntcheu間(モザンビークとの国境沿い)に於いて、マラウイ政府が所有するToyota-HiluX車2台が武装強盗によるカージャック被害に遭いました。
(イ)6月28日深夜(2時頃)リロングウェ市エリア10に於いて、中国人女性が自宅門前で友人の車両から降車し、警備員の門の開閉を待っている間に4人組の強盗に襲撃され、所持品を強奪されました。強盗に抵抗した中国人女性は重傷の傷を負わされてしまいました。
3 テロ・爆弾事件発生状況
テロ・爆弾事件は発生していません。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
誘拐・脅迫事件の発生情報はありません。
5 日本企業の安全に関する諸問題
対日感情は良好であるため、現時点では日本企業であることを理由に問題となる情報はありません。
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